「何をお召し上がりになられますでしょうか?」
この言葉の中に隠れた間違いが分かりますか?
実は、このフレーズの中には過剰に敬語が使われているんです。
このように過剰に敬語を使うことを二重敬語と言いますが、意外と間違いだと知らずに使っている方が少なくありません。
そこで、今回は二重敬語となりがちないくつかのフレーズを正解とともにご紹介します♪
ご覧になられましたか?
悪い例
「この書類はご覧になられましたか?」
「ご覧になる」も「られる」もどちらも尊敬語。
良い例
「この書類はご覧になりましたか?」
何時ごろお戻りになられますか?
悪い例
「〇〇部長は何時ごろお戻りになられますか?」
良い例
「〇〇部長は何時ごろお戻りになりますか?」
お越しになられました
悪い例
「〇〇様がお越しになられました。」
良い例
「〇〇様がお越しになりました。」
お召し上がりになられますでしょうか?
悪い例
「何をお召し上がりになられますでしょうか?」
「召し上がる」+「お~になる」+「です・ます」という形で、二重敬語+丁寧語でゴチャゴチャしています。
良い例
「何をお召し上がりになりますか?」
「何を召し上がりますか?」だと不快感を与える場合があることも。最近では「何をお召し上がりになりますか?」という二重敬語でも違和感を感じない方も多くなっているようです。
まとめ
いかがでしたか?
敬語になると思って、ついつい多用してしまいがちな「れる」「られる」。
とても便利な「れる」「られる」ですが、今回ご紹介したように二重敬語となるケースも多いので気を付けてくださいね。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。