お正月に欠かせない「しめ縄」。
毎年見かけることが多いものですが、実際飾るとなると「いつ飾ればいいの?」
「どこに飾ればいいの?」など、疑問がたくさんできてますね。
地域やしきたりなどによって多種多様のしめ縄ですが、
ここでは一般的な基礎知識と共に飾り方をご紹介します。
奥深い!「しめ縄」の飾り方と基礎知識はこちら!
しめ縄とは?
しめ縄とは、神様の領域との結界を表し、神聖な場所を示すしるしとなるもので、
その中に穢れたものが入らないようにする役目があります。
引用元:楽天市場
一方、しめ飾りとは、しめ縄に飾りを付けたもので、
神聖や清浄を表す「紙垂(しで)」、夫婦和合・長寿を表す
「裏白(うらじろ)」、子孫繁栄を表す「ゆずり葉」、
代々(だいだい)家が栄える「橙(だいだい)」の縁起物が使われています。
引用元:LOHACO
しめ縄の種類
大根締め(大根注連)
両端がつぼまっているしめ縄・しめ飾りの事。
一部太い部分があり徐々に細くなる形です。
ごぼう締め(ごぼう注連)
片側のみが細くなったしめ縄・しめ飾りの事。
ほぼ同じ太さで、大根締めより細めです。
玉飾り
しめ縄を輪の形に編んだもので、縁起物の飾りが付いています。
輪飾り
玉飾りを簡単にしたものです。
しめ縄の飾り方・飾る場所
神棚
一般的には、向かって右が太い向きになるようにしめ縄を飾ります。
しめ縄の種類は地域によって、大根締めかごぼう締めか異なります。
玄関・車
縁起物の付いた玉飾りが玄関の飾りとしてむいています。
玄関が引き戸の場合は中央の上部に取り付け、
マンションのようにドアの場合は正面に取り付けます。
車には「交通安全」と書かれたものがオススメ。
前方のナンバーが隠れない位置に、落ちないようにしっかりと取り付けます。
台所・水回り・火まわり・部屋のドア
「和」で一年を締めくくるという意味があり、輪飾りを飾ります。
お仏壇
お仏壇にしめ縄を飾るのは現代ではあまり一般的ではありませんが、
地域や家系などで代々伝わっている場合は、習った方が良いでしょう。
いつからいつまで飾ったらいいの?
大掃除が終わり、年神様をお迎えするための場所が整ってからになりますが、
正月事始めの12月13日以降に飾ります。
クリスマスの装飾と重なることも多いため、一般的には25日以降に
飾る場合が多く見られます。
ただし、29日は「二重苦」「苦」に通じると思われ、縁起を担いで
外した方が無難で、31日は「一夜飾り」となるので避けた方が良いでしょう。
このようにお正月を迎え、「松の内」と呼ばれる1月7日
(地域によっては15日)に飾りを外します。
外した後はどうするの?
外したものは神社やお寺で行う「どんど焼き」に
持って行くと良いですが、難しい場合は神社などに納めます。
やむを得ずゴミとして出す場合は、他のゴミと分け、塩をかけ白い布で包んで
感謝の気持ちを込めて燃えるゴミとして出しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
しめ飾りとは、吉の方角から来る年神様をお招きする、目印となるものです。
清浄な場所であることを表すために、必ず新しい物を使いましょう。
新年のしめ飾りは、家族に病気や災いが訪れないようにする悪鬼退散の
パワーがあると言われています。簡単に言うと「魔除け」ですね。
今まで何となく飾っていた方も、しめ縄やしめ飾りの意味や役目を
理解したうえで飾ると、有難みも気持ちも変わってくることでしょう。
素晴らしい年になるように感謝の気持ちと願いを込めて、
飾ってみてはいかがでしょうか?
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